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80年前に「月の裏側」を見た日本人がいた? 念写写真の真実

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画像はイメージです。

 右の写真は1933年(昭和8年)に撮影されたという「月の裏側」の写真である。

 地表の16%を占めると言われる月特有の黒い海が確認できる見事な一枚であるのだが今一度撮影された年数をご確認いただきたい。1933年である。

 ご存知のとおり、人間が月に到達したのは1969年であり、人間が月の周回を行ったのは1968年のことである。

 人間が月に近づく30年以上も前に撮影されたという「月の裏側」写真。一体なぜこのような写真が存在しているのであろうか?

 実はこの写真「とある方法」で写し出されたものである。

 その方法とはズバリ「念写」である。「念写」とは心のなかで思い浮かべる情景やイメージを念じることで紙に写し出す超能力の一種で、1970年代の子供たちの間で大ブームを巻き起こした。

 この写真は1931年に三田光一氏が心理学者の福来友吉博士(念写の発見者)立ち会いのもと実験で撮られたもので、当時の新聞でも「超人三田善靖(光一)氏の霊能力大実験会」と題し大々的に報道されていた。

 結果は一応成功とされたが、当時は「月の裏側」が一体どのような形状をしているのか確認する資料が一切ないため真偽については意見が別れた(それ以前に三田氏は念写写真の捏造を行っていたため、信ぴょう性についてはかなり疑問視されていた)。

 後年、本物の月の裏側の写真が公開され、ようやく三田氏の念写が真実かどうかの検証が行われたが、月の裏側には実際に海はなく、また写真を見ておわかりのように月の周りに浮かぶ星たちは明らかに人間の手によって描かれたものである。そのため実験から80年も経過した現在も真相については意見がわかれるところである。

 現在、念写にまつわる実験はほとんど行われていないが、3Dプリンターをはじめとする「イメージの具現化」については絶えず研究されており、「念写」の技術は形を変えて我々の身近な存在になりつつある。
(山口敏太郎事務所)

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