左側の人物に注目してもらいたい。賢明な読者のみなさまはすでにお気づきかと思うが、一番大きく写っている手前の人物の頭がまるでザックリえぐられたかのように、消えてしまっているではないか! これはいったいどういうことなのだろうか?
以前、山口敏太郎事務所は頭がシースルー(透明)化してしまった男、通称『スケルトンヘッド』なる人物をご紹介した。
前回、登場したスケルトンヘッドはいきなり町中に現れた、まさにUMAと疑わ しき人物であったが、こちらの男性はもちろん頭がかけた状態でパーティーに参加していたわけではない。記念写真を撮影したら偶然このようになってしまったのだという。
前回のスケルトンヘッド同様、頭以外にブレのようなものは見当たらず、頭だけがキレイさっぱりと消えてしまっているのはなんとも不思議である。
しかも、この男性はよく見ると照明の色と同じ黄色い光のようなものが帯びているように見える。この指のさし加減、角度はまるでスティーヴン・スピルバーグ監督の名作映画『E.T.』に出てくる宇宙人を彷彿とさせる。もしかすると、この男性は何かのはずみで「宇宙のパワー」を一時的ではあるが手に入れていたのかもしれない。
なお、このような体が欠損するタイプの不思議写真はわりあい撮られることが多い。
理由はさまざまあると思われるが、明確な原因などはいまいちわかっておらず、あくまでも偶然に撮られることが多いのが特徴である。
カメラは進化しても、このような写真が撮られるからこそ不思議な写真は我々の興味を惹くのだ。
(写真提供:『世紀末バラエティー ラフ&ビート』http://www.mopal.jp/mopal-new/index.php/laughandbeat/)
(文:山口敏太郎事務所)