毎年恒例となった同ランキング。調査は11月19日〜25日にかけて、全国の10代〜50代の男女オリコンモニター1000名を対象に、インターネットを通じて実施された。
昨年、フジテレビ・加藤綾子アナ(29)を破って、よもやの首位に輝いた水トアナは、男女別、世代別すべてでトップとなり、まさに盤石の2連覇を成し遂げた。
水トアナはややポチャの体型で、親しみやすいキャラクター、豪快な食べっぷりなどが魅力で、従来の人気女子アナの概念を変えた。現在は、「ヒルナンデス!」「幸せ!ボンビーガール」「有吉ゼミ」など数多くの番組に出演。性別、年代層を超えて、多くの視聴者に愛されている水トアナだけに、3連覇も現実味を帯びてくる。
11、12年と2年連続首位だったフジ・加藤アナは、2年連続で2位に甘んじた。「めざましテレビ」「ホンマでっか!?TV」「とんねるずのみなさんのおかげでした」などを担当する加藤アナは、押しも押されもせぬフジのエース。首位への返り咲きはならなかったものの、その人気は揺るぎがない。
NHKのベテラン・有働由美子アナ(45)が、昨年の5位から順位を上げ、まさかのトップ3(3位)入りを果たした。有働アナといえば、「あさイチ」での奔放なトークがあまりにも有名。その一方で、「NHK紅白歌合戦」の司会を担うなど、アナウンサーとしての安定感もある。この種のランキングで、45歳の熟女アナが3位に食い込んだのは驚異的といえる。
4位にはテレビ東京のエース・大江麻理子アナ(36=昨年3位)、5位にはフジの生野陽子アナ(30=昨年4位)が入り、根強い人気を示した。2人とも、今年結婚したが、さほど影響はなかったようだ。
6位には、昨年圏外から、テレ東・狩野恵里アナ(28)が入り、一気にランクアップ。狩野アナは昨年4月より、大江アナに代わって、「モヤモヤさまぁ〜ず2」のアシスタントを担当。純朴なキャラクターで人気を上げるとともに、そのムチムチな太ももは男性視聴者からの絶対的な支持を得ている。エースの大江アナが結婚したこともあり、その後継候補に名乗りを挙げてきそうだ。
7位はテレビ朝日の人気者である竹内由恵アナ(28)、8位タイはTBSのエースとなった枡田絵理奈アナ(28)で、ともに昨年と同順位。枡田アナはプロ野球・広島東洋カープの堂林翔太内野手と年内結婚の予定で、寿退社することが濃厚。そうなれば、今年が最後のランキング入りとなるかもしれない。
8位タイには、NHK「ニュースウオッチ9」のMC・井上あさひアナ(33)が入り、初のランクイン。井上アナといえば、NHKきっての清楚系美人アナ。それでいて、お高く止まった感がなく、安定したアナウンス力にも定評があり、今までなぜトップ10に入らなかったのかが疑問なくらいだ。
10位タイは、フリーアナとして奇跡のブレイクを果たした夏目三久アナが入り、昨年と同順位。ただ、鳴り物入りでスタートしたTBS朝の帯番組「あさチャン!」は視聴率が低迷しており、今は正念場ともいえる。
同じく10位タイには、「ノンストップ」でおなじみのフジ・山崎夕貴アナ(27)が入り、初ランクイン。山崎アナは「お隣のお姉さん」風の親しみやすさが魅力で、今後、さらなる上位進出の可能性も十分。
3人の女子アナが初めてランクインした今年のランキングだが、その代わり、滝川クリステル・アナ(37=昨年6位)と皆藤愛子キャスター(30=昨年9位)のフリーコンビがトップ10から消えた。
来年のランキングでは、水トアナの3連覇なるか? 加藤アナの逆襲があるか? はたまた、他の女子アナが急浮上するか? 興味は尽きない。
(坂本太郎)