人気女優の長澤まさみと榮倉奈々が、特大バレンタイン・チョコをあげた「オリンピック代表」の相手は、なんと日本スピードスケート史上最年少出場となる15歳の高木美帆。高木選手ぐらいの年代の女子にチョコ買って欲しいのはわかるけど、フィギアの織田とかジャンプの葛西の立場が…。お願いだから、ココは男子の選手にあげて欲しかった。さらにデカイハート型チョコをもらって高木選手が「すげぇ」を連発。あんた、男の子じゃないんだから! とにかく「友チョコ」流行りの近年、バレンタイン事情は“女子同士のチョコ交換”もかなり行われているという事か。
そんなCMイメージにぴったりの長澤まさみ。もともと長澤は「男子ウケ」キャラかと思いきや、最近わかってきた「意外に気難しいキャラ」が、今の日本男性には重く、だんだん彼女を支持するターゲットが変化している。ガーナのCMでも小さな外国人の女の子からチョコをプレゼントされているし、カルピスのCMでのかわいい保育士は、女性や子供向けに発信。要するにに、いつも可愛くて気丈な「まさみたん」は女子ウケする“レズキャラ”に発展している。
イケメン排除、ラブシーン皆無の『曲がれ!スプーン』がヒットしなかったのは、映画が面白くなかったからではなく、この“レズキャラ”の長澤を支持する人の数が日本の人口に対して圧倒的に少なかったから。この映画、「エスパー」を売りにしているが実は大きな荷物をしょっ引いて、次々困った事が起こる「長澤まさみ」を見るためだけの映画。実際、これ見ると「長澤まさみ」が普通に可愛く、見方が変るから不思議。地味な男たちにチヤホヤされてる彼女を見ても、あんまり羨ましくなかったし。
しかし、美しき“レズキャラ路線”に変更して、今後長澤まさみは「生き残る事」ができるだろうか。(コアラみどり)