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若松ナイター「SG第14回オーシャンカップ」 重成一人 1着攻勢へシフトアップ!!

 若松ナイター「SG第14回オーシャンカップ」は23日、シリーズ3日目を消化して、ここからが佳境。得点日を迎えてトップに立ったのが伏兵の丸尾義孝で、2位につける重成一人は予選最後が1号艇のV軌道。ほかでは森永淳、藤丸光一、吉川元浩、松井繁までが、ボーダー6.00として完走当確も、松井は依然として厳しい表情。

 ごくたまに、1着なしで優出してきた選手が、SGタイトルを取ってしまうことがある。オーシャンカップでは、8回大会・蒲郡の辻栄蔵がそうだった。今シリーズここまでの重成一の成績を見て、こんな書き出しになってしまったのだが、彼の場合は、初日からきれいに2着を並べている。何という手堅さ!
 「エンジンに連れて行ってもらっています」
 好調の要因について、まず一言。よく聞く言葉だが、今シリーズの重成もまた、基本的にアシがいい。前検の第一印象は「可もなし不可もなし」だったのが、プロペラを合わせるほどに、本来のパワーが出てきた。初日の段階で、まずまず納得できる乗り心地になり、ハンドリングが実にスムーズだ。外枠のレースでも回ったところからしっかり伸びるから、2着を取れている。

 「ただ、ピット離れがイマイチで、初速のスピードの乗りがもうひとつ。3日目は回転を抑えすぎていましたね」
 プロペラが決まっていないのも心配点だが、それ以上に今節は乗れている。何せオール2着のこれまでは、1枠なしの結果なのだ。そして予選ラストに回ってくる流れ…得点率トップが狙えて、その勢いで準優→優勝と進んでいける。しかも、その10Rの相手を見れば、本人が危惧するピット離れで、プレッシャーをかけてくる艇が見当たらない。当面の敵となる山崎智が「アシは中堅上位あるけど、コーナーで焦っている」なら、逃げ切る公算が非常に強い。どうやら重成の2着続きは、ここで途切れる。ここからはピンピンピンと、(1)を積み重ねるパターンだ。インの強い今節、決して夢ではない。

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