DaiGoは慶応義塾大学理工学部出身で、“すべての超常現象は科学的に再現できる”の信条のもと、フォークやスプーンを自由自在に曲げて、科学的に“人の心を操る”というメンタリストとして売り出した。
「そもそもDaiGoをブレークさせたのはキムタク。フジの『SMAP×SMAP』にゲスト出演してパフォーマンスをした際、キムタクが“カラクリはない”と証言したことでブレークしたんです」(番組関係者)
以来、『笑っていいとも!』を始め、フジだけではなく他局からもオファーが殺到。
しかし、マジック番組の制作プロデューサーは「あれは単純な“ヤラセ”だと思いますよ」と言うのだ。
「フォークやスプーン曲げの超常現象は、練習すれば誰でも出来る。それに、最近では曲がるスプーンも市販されています。問題は“人の心を操る”という売りの超常現象。あれは、飛っ子(とびっこ=リモコンバイブ)みたいな機械を3つくらいポケットの中に忍ばせておいて誰かに遠隔操作をさせ、どの機械が振動したかによって答えがわかる仕組みになっているんです」
ブレーク前からDaiGoを知るマジック関係者も、「飛っ子かどうかはわかりませんが、それに似たような機械を使っていることは確かで、マジックより単純な仕掛け」と言う。
ではなぜ、今になって疑惑が指摘されだしたのか。
「DaiGoが売れた途端、態度が大きくなって豹変したからです。『笑っていいとも!』などは、あらかじめ出演者にタネ明かしをしておきながら、番組ではビックリしたように驚いてもらい視聴率アップにつなげ、DaiGoもますます増長する。それより問題は、フジの“ヤラセ体質”が直ってないということ」(番組スタッフ)
超常現象などと言わずに“すべてはマジック”と言っておけば、批判されずに済んだのかも。