「女芸人は結婚すると、つまらなくなる、消えると言われてきました。結婚で幸せを手に入れることで、ハングリー精神がなくなる、トーク番組などでの“リア充”エピソード披露が視聴者に嫌われる、といったさまざまな理由が考えられますね。特に、若手の女性芸人はアイドル的な人気を獲得することが多いため、男性ファン離れは深刻だといえるでしょう」(放送作家)
もちろん、これは古い考え方であろう。ただ、ネット上では「平野ノラこれで消えるな」「仕事より結婚取った方がいいよ」といった声が聞こえる。実際に結婚を経てテレビから消えてしまった女芸人は多い。
「2000年代に『はねるのトびら』(フジテレビ系)のレギュラーに抜擢されたほか、ドラマやCM出演などコンスタントな活躍を続けていた北陽は、高校の同級生コンビですが、ほぼ同じタイミングで結婚と出産を経た現在、コンビとしてのレギュラーは0本です。子どもが小さいため子育てに忙しいのもあるでしょうが、“ママタレ”としての活躍に乗れず、完全に消えてしまったといえるでしょう。同時期に毒舌キャラとしてブレイクした青木さやかは、結婚後も『笑っていいとも!』(フジテレビ系)へレギュラー出演していましたが、妊娠が発表され、産休を経て復帰するも、育児への専念を理由に番組を卒業しています。その後、離婚が報じられました。現在はドラマに時折出演する程度で、お笑い芸人としては消えた存在になっていますね」(前出・同)
何より平野は、バブルネタ一本で押し切っているだけに、ただでさえ今後の活躍が危ぶまれる。婚約と結婚により、彼女もほかの女芸人たちと同じ運命をたどらないよう祈りたい。