本作は、コナリミサト氏による同名漫画が原作で、空気読み過ぎなOL、大島凪(黒木)が会社を辞めて引っ越し、新たな人生をスタートさせるというストーリーだ。
前回放送の9話では、凪と元カレの慎二(高橋一生)が、ひょんなことからお互いが婚約者であると嘘をつき、最終的には両家顔合わせを二人で抜け出す展開となった。自分たちの心の闇を作った家族からの決別を果たした二人は、深く共感し合い、心の距離も近づいてく。しかし、二人が良い雰囲気で家路を歩いていると、凪のかつての想い人である安良城ゴン(中村倫也)がいきなり目の前に現れる。今まで何人もの女性と遊んでいた「メンヘラ製造機」のゴンだが、今まで自分が女性たちに渡した部屋の合鍵を回収した旨を伝え、「凪ちゃんだけ好きでいる。凪ちゃん、俺と付き合ってください!」と告白をするというシーンで終わった。
視聴者からは「最終回、凪は慎二とゴン、どっちを選ぶんだろう。でも、前回かなり慎二と凪、打ち解けたっぽいから、流れ的には慎二だよね」「圧倒的にゴンさん派だわ。3か月ゴンさんに恋してきた身としては、一途になったゴンさんが悲しむ姿を見たくない…」「凪はどっちも選ばないと思う。凪が一人で生きていくっていうラストに一票」と、「ゴン派」「慎二派」「誰ともくっつかない派」の3つの意見に分かれている。中でも、「誰ともくっつかない派」の予想の声が多い。
さらに、最終回の予告で描かれた意味深なシーンに対し、視聴者による結末予想も展開されている。予告の中で、ゴンと凪がベランダで向き合うシーンについては、「服が前日と同じ…凪、眠れないほどゴンの告白に揺れてるのかな?」という声が挙がり、また、慎二が水族館で一人寂し気に座っているシーンでは、「慎二が寂しそうなのはなぜ?もしかして振られたの…?」という予想の声が挙がっている。さらに、予告の最後で、凪の部屋にダンボールが積まれている描写があったことから、「凪、まさか引っ越すの⁉やっぱり誰ともくっつかないのか…」という見解も。
「本作の原作漫画はいまだ完結していないため、結末はドラマオリジナルの展開になります。誰にも予想がつかない結末だからこそ、やはり視聴者や原作ファンも気になってしまうのでしょう。結末予想の考察が広がっていますが、やはりカギとなるのが、予告編で描かれた水族館のシーンでしょう。慎二が一人で座っている描写のほかに、イワシのコーナーで凪と慎二が向かい合うシーンがあります。これに対して、視聴者からは「昔、凪と慎二がデートに来たところだよね。前、凪が慎二を振る時にイワシを例に出して言った「誰かに乗っかるんじゃなくて、一人で泳いでみたいの」っていう言葉を思い出した。やっぱり凪は一人で生きていくのかな」という予想の声が挙がっています。浮かない表情の凪を見る限り、その可能性も十分あり得るでしょう」(ドラマライター)
最終回の放送前でありながらも、すでにロスの声が挙がっている本作。原作者のコナリミサト氏も自身のTwitterにて、「ドラマ最終回なの本当にどうしていいかわからないくらいさみしい」とドラマの終わりを惜しむ言葉を綴った。果たして、どんな結末となるのだろうか。続編情報も併せて注目したい。
記事内の引用について
コナリミサト氏のTwitterアカウントより
https://twitter.com/konarikinoko