本作は、コナリミサト氏による同名漫画が原作で、空気読み過ぎの主人公・大島凪(黒木)が会社を辞めて引っ越し、新たな人生をスタートするというストーリーだ。
第3話は、凪が友人の坂本龍子(市川実日子)に、無理やり婚活パーティーに参加させられるという内容。アフロ姿にTシャツジーパンというラフすぎる風貌であるにも関わらず、凪の周りにたくさんの男が寄り付くという展開になった。視聴者からは「凪がモテるのわかる。典型的なさしすせそ女子(「さすが」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」と相槌を打つ恋愛テクニックを駆使した女子)だもん。話してて絶対安心感あるよね」「婚活パーティーのバイトしてたけど、やっぱり一番モテるのは、凪みたいなナチュラルで控えめな子」「なるほどね。コミュ力アピールするよりも、相槌こそがモテる秘訣なのね…勉強になるわ」と、凪からモテる秘訣を学んだという声も挙がっている。
一方で、「本人もちょっとモテるの自覚してるあたり、女子の反感買うタイプだよね」「足立心(瀧内公美)さんのセリフにもあったけど、結局男って、凪みたいな言うこと聞いてくれそうな“ちょろい女”が好きなんだよね」という声も挙がっている。
「凪があざといと感じる視聴者も多いようですが、中には『大勢の前とか、どうしても苦手な場面になると、つい顔色うかがっちゃう気持ちわかる』『媚びてるって思われるかもしれないけど、条件反射で愛想よくしちゃうんだよな…』『まだ空気読むのが抜けきれない凪を頑張れ!って応援したくなる』と凪に共感し応援する声も集まっています。主人公が視聴者の共感を得られるという点が、本作の人気に大きく影響しているのでしょう」(ドラマライター)
また、大島の元同僚で、サバサバ系女子の足立が露出度の高い洋服を身に付けて参加していたり、後日、同僚に「友達に誘われて行ったんだけど」と話したりする姿に、「一見サバサバしてる女子ほど、みんなに隠れて婚活行く率高いよね(笑)」「足立さんみたいな服装の女子、マジで婚活パーティーにいたわ!」「友達に誘われて〜っていう人はだいたい一人参戦だよね。スゴイ既視感…」と“婚活女子あるある”に共感する声も集まっている。
さらに、「坂本さんの全然空気読まない感じがツボ(笑)」「坂本さんみたいなKYな人は、凪みたいなおっとりタイプにもイライラしないから、相性いいんだよね」と、凪の友人である坂本のクセの強いキャラクター性にも注目が集まっている。
本作で生きづらさを感じているのは、主人公の凪だけではない。空気が読めないことで孤立しがちな坂本や、周りの友達と自分を比べてしまう小学生の白石うらら(白鳥玉季)など、悩みを抱えている女性たちが多く登場する。彼女たちが自分の問題と向き合い、乗り越えていく様子に今後も注目したい。