本作は、コナリミサト氏による同名漫画が原作で、空気を読み過ぎてしまう主人公・大島凪(黒木)が会社を辞めて引っ越し、新たな人生をスタートするというストーリーだ。
第7話では、凪とその友人の坂本龍子(市川実日子)が、行きつけのコインランドリーを買い取り、経営することに。一方、凪の元カレである我聞慎二(高橋)が仕事中、かつての凪のように、空気を読み過ぎて過呼吸となり倒れてしまうという展開に。やっと凪の辛さを理解した慎二は、その後自宅にやって来た凪に泣きながら「ごめんな…」と謝罪。「お前が倒れたのは、俺のせいだ」「好きだった…幸せにしてやりたかった…できなかった」と嗚咽しながら、今まで伝えられなかった本心を吐露するシーンが描かれた。
視聴者からは「慎二がボロボロ泣くとこヤバイ。もらい泣きした…。ゴン(中村倫也)派だったけど完全に慎二派になってしまった」「凪が忘れられなくて、凪のぬかどこも豆苗も捨てなかった慎二が健気すぎて、こっちが過呼吸になる」「素直になった慎二が愛おしすぎる!お願いだから凪、抱きしめてポンポンしてあげて〜!」と、慎二の泣きのシーンに感動したという声が集まっている。
ドラマ放送開始当時から、演技力が注目されている高橋一生であるが、今回でさらに高い演技力が注目されている。今でこそ「ハマり役」と呼ばれている高橋だが、ドラマ放送開始前は「ミスキャスト」という声もあった。原作の慎二は28歳という設定で、かなり若々しい印象なのだ。放送開始前、原作ファンからは「慎二役は菅田将暉がいい」「中村倫也はゴンじゃなくて慎二をやるべき」「アラフォーの慎二とかありえない!」という声が挙がっていた。
最近の高橋と言えば、主演ドラマ『東京独身男子』(テレビ朝日系)が大コケし、「高橋一生のイケメン役はもう飽きた」「旬が過ぎた俳優」と呼ばれ、一時ファン離れも恐れられていた。しかし、本作では、凪の前では高圧な態度を取りながらも、凪が好きで仕方ないという慎二の複雑な恋心を見事に体現し、注目を集めている。第1話のスナックでの号泣シーンから始まり、毎度のように涙を誘う演技を見せる高橋。第7話での泣きのシーンでは、仕事ができるがゆえに誰にも助けてもらえないという葛藤、家庭崩壊した家族に挟まれる苦悩、本当の自分を見せられる相手である凪を本気で想う気持ちなど、原作では表現しきれなかった慎二の苦しみを、表情や声音だけで見事に演じ切った。
視聴者からは「真のヒロインは慎二」「ゴンも恋する乙女化してるけど、慎二も負けてない」という声が挙がっているほど、そのいじらしい演技が注目されている。果たして、慎二の本当の気持ちを知った凪は、彼に心を開くのだろうか?今後の高橋の演技力も併せて注目したい。