自国開催となった今W杯で、日本代表は予選リーグで4戦全勝の成績を収め史上初めてベスト8に進出する快挙を達成。また、日本代表のスローガンである「ONE TEAM」が、12月2日に発表された今年の新語・流行語大賞で年間大賞にも選出された。
その日本代表を間近で見られるとあって、正午ごろから始まったパレードには数多くのファンが殺到。多くの人がスマホカメラを片手に声援を送る中、選手たちの顔を描いた自作のイラストを沿道の柵に張って並べたり、沿道に隣接するビルの2階から横断幕を掲げるファンも見受けられた。
アイドル並みの歓声が上がる中、主将のリーチ・マイケルをはじめとした日本代表の選手たちは沿道に手を振りながら徒歩でコースを行進。スクラムハーフ・田中史朗はパレード中に終始号泣。行進途中に「指さして」のうちわを発見したウイング・福岡堅樹が要望通りに指をさしたりと選手の反応もさまざまだった。
複数のワイドショーでも生中継されたこのパレードを受け、ネット上のファンからは「選手たちを目の前で見れて改めて感動した」、「全員スーツ姿なのヤバい、ユニフォーム姿よりかっこいいかも」、「平日なのにすごい人出、仕事休んで行った人も多かったんだろうな」といったコメントが多数見られた。
一方、パレード終了後には、参加した一部選手も自身のツイッターでファンに向けたツイートを投稿している。
声援に積極的に応えていた福岡は、「こんなに沢山の方々に祝福していただいて本当に感動です!ありがとうございました!!」とファンに感謝。“笑わない男”として一躍時の人となったプロップ・稲垣啓太も「最高の時間でした」と、日本代表のエンブレムに用いられている桜の絵文字を添えてツイートした。
また、センター・中村亮土は「パレード来てくれてありがとうございました!!この活気をトップリーグで!!」と、今回のW杯で盛り上がったラグビー熱が来年1月12日に開幕する国内リーグにつながるよう願っていた。
チーム一丸となった戦いぶりで、日本全国を熱狂させたラグビー日本代表。今W杯で見せた勇姿が、今後もファンの間で長く語り継がれていくことは間違いなさそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
福岡堅樹の公式ツイッターより
https://twitter.com/kenki11
稲垣啓太の公式ツイッターより
https://twitter.com/Gaki_keita01
中村亮土の公式ツイッターより
https://twitter.com/ryoto1010