土曜メーンの京王杯スプリングCは◎プリサイスマシーンが8歳馬の底力を見せます。
前走の高松宮記念は直線で1度、前をカットされてしまった分、立て直しての追い出しだったので、正味、残り100mほどでの末脚勝負になってしまいましたから、もったいなかったですね。それでも、GIで3着を確保したあたりはさすがです。
1400m戦は3戦2勝、2着1回のオール連対とベスト。スタートが良く、テンも速いので、好位で競馬ができるのもいいですし、レースセンスのいい馬で従順なタイプですから、理想の走りができていることで結果にもつながっているのでしょうね。
東京の芝は毎日王冠4着の経験しかありませんが、スピードだけではこなせないこのコース。メンバー的にも、前半から激しい流れになることが予想されます。スピードもあり、なおかつスタミナもあって、最後までいい脚を使えるマシーンにとって合いそうな舞台ですね。前走はスプリント戦だったためか、勝負どころで少々、ズブさを見せていましたし、いつも前をふさがれたり不利を受ける馬ですから、ここで本当の実力を見せつけるチャンスです。
中間も順調に時計を出しており、先週に一杯に追って態勢は整っています。最終追い切りの動きは実に軽快で、力を出せる仕上がり。大目標の安田記念のステップですが、条件がそろったここは勝負です。まだまだ衰えのないマシーンが、後輩たちを引き連れてトップでゴール板を駆け抜けます。
ヴィクトリアマイルは◎カワカミプリンセスで負けられません。
エリザベス女王杯以来ですが、仕上がりは万全。昨年の秋華賞のように、休養明けからでもいきなり力を出せますから問題ありません。前走は直線で内に斜行し、1位入線したものの12着に降着という結果になりましたが、1馬身半差のぶっち切りでゴール板を通過しているわけですから、まだどの馬にも遅れをとったことがないのは事実。一線級古馬とはもう勝負をつけていますから、今度は迎え撃つ立場。宝塚記念につながる最高の走りを披露します。
13日の日曜日は、東京競馬場で「女だらけの予想検討会・レース回顧」のイベントに出演しますので近くの人は見に来てね!