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“春天”出走予定馬が追い切り

 「第135回天皇賞・春」(GI 京都芝3200m 29日)まで、あと1週となった今週。水、木曜日にわたり出走予定馬が美浦、栗東で続々と追い切られた。
 <美浦>一昨年4着以来、2度目の盾挑戦になるトウショウナイトの保田師は「今週も併せ馬をやり、予定通り仕上がっている。追いかけたため、時計(6F76秒3)は速くなったが、それだけ具合のいい証拠。来週はもう終い重点で十分」と満足げ。
 ネヴァブションは日経賞で破竹の3連勝を達成。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。伊藤正師は「もともと期待の大きかった馬だが、ここにきて体に幅が出てたくましさを増している。ようやく思い描いた馬になってきた」と盛んに腕を撫していた。

 <栗東>復帰戦の大阪杯を見事に勝利で飾った2冠馬メイショウサムソンは昨18日、DWコースで6F80秒8→64秒9→51秒7→38秒4→12秒4をマーク。併走馬に0秒2先着し、順調な調整をアピールした。高橋成師は「併走馬があまり動かなかった分、時計は遅くなったが、折り合いにポイントを置こうと思っていたからね。いい感じできている」と及第点を与えた。
 重賞2連勝中のアイポッパーは同6F79秒8→65秒2→52秒4→39秒8→13秒7。手綱を取った安藤勝騎手は「久々に乗ったけど、以前より馬は断然良くなっている」と本番へしかと手応えをつかんだ様子だった。

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