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K-1MAX 魔裟斗 大みそか右往左往

 大みそか魔裟斗のラストファイトが怪しい雲行きになってきた。27日に都内ホテルで行われた「K-1MAX2009決勝戦」の一夜明け会見では、GPを制して魔裟斗から最後の相手に指名されたジョルジオ・ペトロシアンにアクシデントが判明。カリスマ最終戦は一転アンディ・サワーに変更の可能性も出てきた。

 初参戦ながら圧倒的な強さで2009年のMAX王者となったペトロシアンに、リング上で「あのさぁ、大みそか空いてる?」と対戦要求した魔裟斗だが、1夜明けて状況は変わった。ペトロシアンがGP準決勝の山本優弥戦で右手(第2外部骨折)を痛めて大みそか「Dynamite!!」参戦に黄信号が灯ったからだ。
 現時点では母国イタリアで治療するペトロシアンの最終決断を待つことになった。

 谷川EPから「なんとかケガを治してほしい。来年以降のMAXを担っていくなら辞める魔裟斗クンをKOしてほしい」と発破をかけられ「早くケガを治して魔裟斗を倒すためのカルテを作らないとね」と一刻も早くケガを完治させて魔裟斗戦に臨むつもり。
 ただ、それでも完治しなければ、相手変更はやむを得ない。谷川によれば「ペトロシアンがダメなら、やっぱり魔裟斗クンが一度も勝ったことがないサワーになってくるでしょう」という。
 リングで対戦を直談判した魔裟斗にとっては想定外の事態。かねてから「一番強いまま辞めたい」と言ってきただけに、決勝でサワーを圧倒したMAX最強戦士ペトロシアンと対戦しないまま引退するのは、本人の気が済まないというもの。それこそペトロシアンとやれないなら「大みそかでの引退撤回」「引退先延ばし」だって考えられるが、果たして。

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