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芸能人女性の落とし方(50)〜福原遥こと、まいんちゃんとハイタッチ〜

 モデルで女優の福原遥が、来年1月から放送されるテレビドラマ『僕と私の、ひらパー姉さん』(ABCテレビ)にて初のヒロインを務めることがわかった。福原といえば2013年に終了した料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(Eテレ)に出演し、全国的な知名度を獲得。それ以降は福原=まいんちゃんという呼び名が定着していった。

 「『まいんちゃん』と呼んでいただけるのは、私にとって嬉しいことです。ですが、これから女優を目指していきたいという思いがあるので、お芝居でイメージをがらっと変えられるといいなと思います」(※1)

 あるインタビューで福原はこのように語った。ブレイクした人間の宿命として、代表作のイメージは何年経とうが背負い続けることとなる。彼女は、どこへ行っても子役時代の“まいんちゃん”と呼ばれてしまうそんな現実に、焦りがあったのかもしれない。そして福原はこの夏、子役事務所から大手事務所の研音に移籍し、女優として本格的な活動を開始した。

 だがここに来るまで、彼女の人生は決して順風満帆というわけではなかった。ティーンファッション誌のモデル時代は、仲間からハイタッチを無視されるなどの心無い仕打ちを受けたこともある。その瞬間を捉えたメイキング映像は、瞬く間にネット上で拡散され、世間を賑わせた。それは表紙撮影の時だった。他のモデル達がハイタッチする中、福原もモデル仲間とハイタッチを求めたところ、相手は、まるで福原がその場所に存在していないかのように、彼女を無視した。そのため福原は、深い悲しみの表情をカメラの前で見せることとなった。

 だがそのエピソードにこそ、彼女を落とす糸口がある。その事件以降、ハイタッチを誰よりも求める体質になったであろう彼女は、こちらが手を掲げれば、“この人は私の存在を認識してくれているんだ!”と満面の笑みでタッチしてくれるに違いない。

 そこでまず我々が行うことは、ハイタッチする側の手に接着剤を付けること。そして「ヘェェェーーイ!」と勢いよくタッチして、ぴったりと手と手が密着したら、その後は、気まずさをごまかすために、そのままフォークダンスへ移行する。その際、フラッシュモブのエキストラを雇って、偶然居合わせた設定の周辺の男女が、皆、フォークダンスする台本にしておけば、その場で福原とダンスしていても不自然さはなくなる。あとはその状態で太ももを高く上げながら、ただひたすらに前進していけば、2人は永遠に結ばれたまま、どこまでも駆け抜けていくことができるだろう。

(文・柴田慕伊)

【参考】
※1:モデルプレス2015年9月1日インタビュー

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