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『笑点』桂歌丸の「永世名誉司会」に賛否両論 過去の司会者を無視している?

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 7月22日、日本テレビの番組『笑点』が7月2日に亡くなった桂歌丸師匠に「永世名誉司会」の称号を贈った。歌丸師匠は2016年5月に番組を降板した後も、『笑点』には「終身名誉司会」としてクレジットされており、影の出演者として笑点を見守ってきた。

 しかし、7月2日に歌丸師匠が亡くなったことにより、終身名誉司会の任は解かれることとなり、7月22日からは亡くなった後も笑点に関われるようと「永世名誉司会」の称号を贈ったという。

 現在、『笑点』おなじみのOPアニメには、歌丸師匠は「終身名誉司会」ではなく「永世名誉司会」の肩書きで登場しており、永遠に笑点を見守る神様のような存在になっていくという。

 一部ネットでは「粋だと思った」「これは泣ける」と反響を呼んでいたが、その一方、この歌丸師匠の「永世名誉司会」就任には疑問も多いという。

 歌丸師匠は笑点の降板後「笑点ではなく落語家の桂歌丸として死にたい」と語っていたが、この度、永世名誉司会に就任したことにより、「死んでからも笑点にかかわり続けるのは本人にも酷なのでは?」との声があるほか、これまで笑点を盛り上げてきた歌丸師匠以前の司会者に対して、ややおざなりになっているとの指摘もあるという。

 笑点の司会は、初代司会者の立川談志師匠から現在の春風亭昇太師匠まで、歌丸師匠を含めて6人の司会者が就任しており、昇太師匠を除く全員が鬼籍に入っている。

 特に歌丸師匠の一世代前の司会だった5代目三遊亭圓楽師匠は、23年もの長きに渡り、司会として番組に関わってきた事実もあり、「過去の司会者達も歌丸師匠と同様『永世名誉司会』にすべきではないか?」との声も強いという。

 現在、レギュラー陣の平均年齢が60歳代となっている笑点。残された出演者も近い将来、もちろん天国へ旅立つ可能性もあるわけで、その場合は「永世名誉回答者」、もしくは「永世名誉座布団運び」が誕生するのであろうか……?

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