怪談作家という職業柄、数々の怪奇に関わる事が多いので、そろそろお祓いしないとやばいかなあと思ったからでした。
佐野厄除け大師は、CMなどで知名度がある関東三大師の一つ。栃木県佐野市にあります。その名の通り、厄除けで非常に有名なのです。
お正月などは身動きできないぐらい大勢の人で賑わうそうですが、以外にも人があまりおらず、境内はこぢんまりとしていました。
こちらの参拝方法は面白く、お釈迦様の像に頭から甜茶をぶっかけて鐘をひとつコーンと鳴らして手を合わせるというものでした。
売店にはいろんな種類の魔除けやお守りグッズが販売されていました。
中でもユーモラスな絵が描かれてある魔よけ札や、トイレに貼る札などが、ユニークで印象的でした。
どれにしようか散々迷いましたが、結局何も買いませんでした。
水子供養でも有名なので、こけしなども売られていました。これに、マジックで顔やメッセージ等を書いて供養してもらうのです。
まだ何も書かれていないのっぺらぼうのこけし達を見ると、何故か薄ら寒い気持ちになるのでした。
厄除祈願料は金三千円也からでした。その時、ちょうど本堂の中では厄除け祈祷の儀式の真っ最中。
めらめらとお護摩を焚く火が勢いよく燃えているのが見えました。グッドタイミングとばかりにこっそり遠くからお護摩の炎に意識を合わせて儀式に便乗しました。
これですっかり私の厄も燃え尽きました。
厄除けの後は、付近にある佐野プレミアムアウトレットでショッピングを楽しんだり、名物の佐野ラーメンも食べられるのでグルメも満喫できます。
秋のプチドライブコースとしてお出かけしてみてはどうでしょうか?
(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou