「来年で紅白は記念すべき60回ですが、近年、局内では不要論があがっています。来年で幕を閉じるか、70回、100回に向けて歴史を重ねるのか、今年が正念場です」(NHK関係者)
おととしはDJ OZMAの“全裸ボディースーツ騒動”で盛り上がった(?)紅白だが、昨年はたいした目玉もなく、視聴率は第1部が32.8%、第2部が歴代ワースト2位の39.5%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。制作サイドとしては、なんとしても巻き返したいところに違いない。
「昨年は、最後の最後まで大物ロックユニット・B'zの出演がうわさされたが、結局出演しなかった。そこで、今年こそは出演させようと、さまざまな工作を仕掛けている。それで、同ユニットの特番をやることになった」(同)
NHKでは、10月6日に同ユニットのツアーの舞台裏に密着した特番を放送する。そのため出演の可能性は濃厚とみられている。
「デビュー20周年の集大成として、記念イヤーの最後を紅白で飾ることになりそう。特番にはNHKの音楽番組担当者が総出で、そのまま紅白につなげるようです」(音楽関係者)
さらに、NHKはもう1組の出演を狙っているとか。
「同局の北京五輪テーマ局を歌った『Mr.Children』か、今年で無期限の活動休止に入るサザンオールスターズのどちらかを出そうとしている。ミスチルの方が有力なようです」(同)
B'z、ミスチル、サザン、もしこの中から2組が出場すれば、視聴率アップは約束されたようなものだが、審査員にはあの金メダリストを呼ぶようだ。
「北京の柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧にオファーしているようです。石井本人も『呼ばれたらぜひ』とノリ気だとか。五輪後からその発言が注目を浴びており、もし出演すれば、きっとユニークなコメントをしてくれるはず。うわさされていた総合格闘技への転向はしばらくないようなので、大みそかに他のチャンネルに出ることはなさそう」(柔道関係者)
ほかに、今年注目の出演者については、「おバカユニットの羞恥心、ジェロ、青山テルマら数字を取れそうな歌手は当確」(別の音楽関係者)というが、前述の大物については、狙い通りいくかどうかは不確定だ。
「3組のうち1組出ればいいのでは? 石井は、関係者がNGを出して出さない可能性も高い。そうなると目玉は不在で視聴率は昨年並みになりそう」(同)
さらに、これまでにないサプライズがあるのか、注目される。