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空からオタマジャクシが降る怪奇現象のナゾ

 石川県七尾市で空からオタマジャクシが降ってくるという怪奇現象が発生し、地元住民を不気味がらせている。6月に入ってから市内各所で大量のオタマジャクシが地面に落ちているのが見つかり、「竜巻に吸い上げられ降ってきた」「鳥が運んできた」などとさまざまな憶測が噴出。ミステリー現象研究家は、オタマジャクシが示す“天からのメッセージ”の解読やノストラダムスの大予言との関連を調べている。

 なぜ空からオタマジャクシなのか? あまりに怪奇チックな“オタマ降り事件”は全国的な注目を集めている。地元関係者によると、地元紙報道をはじめ主婦の井戸端会議などはこの話題で持ち切りという。
 事件を振り返ると、4日午後4時半ごろ、七尾市中島町の市民センターの駐車場で「ボテボテ」と何か落ちるような音に気付いた男性職員(55)が外に出ると、約10メートル四方のアスファルトや車のフロントガラスに100匹ほどのオタマジャクシの死骸が散乱しているのを見つけた。

 地元ではすぐ、竜巻や鳥が原因かと話題になった。ほかの場所でも見つかったとの情報もある。
 山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の研究員は「カラスはオタマジャクシを食べるが、吐き出すのであればもっと広範囲のはず」。金沢地方気象台は突風などの被害情報は入っていないとしており、謎は深まる一方だ。
 そんな中、ミステリー研究家らはオタマジャクシを“天からのメッセージ”ととらえ、その解読に夢中。ノストラダムスの大予言との関連を指摘する声も挙がっている。
 「オタマジャクシから連想されるのは男性の精子です。たとえば少子化問題への警鐘かもしれませんよね。地域性に重点を置けば、地元出身のスーパースターであるニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手へのメッセージとか、または地元選出の大物国会議員である森喜朗元首相へのそれかもしれない。1999年7月に襲来するはずだった『恐怖の大魔王』が10年遅れでやってきたのではないか、との仮説を立てている人もいますよ」(ミステリー研究家)
 ミステリーは混迷の度合いを深めている。

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