その名も『WWホール』『TTホール』『SSホール』。同イベントにVTR出演したさんまは、『WWホール』のネーミングについて「笑って笑って」「わくわく」という意味を込めたと明かした。他の2ホールもお笑いに絡めた意味を持つというが、正解は永遠に発表しないという。さんまは“大喜利的に、皆さんが自由に”と遊び心あるコメントをした。
同施設は“クールジャパン”という名の通り、国内外からの観光客に向けてハイレベルなエンターテインメントを発信し、世界的な観光拠点として大阪を活性化させることを目指す。開業まで半年以上あるが、すでに伝統芸能からエンターテインメントまでさまざまな演目が予定されている。その詳細はまだ明かされていない。
2010年頃から始まった政府によるクールジャパン戦略。内閣府の調査によると、外国人が日本に興味を持ったきっかけは、圧倒的にアニメ・マンガ・ゲームなどのポップカルチャーが多いという(平成30年調べ)。実際、クールジャパンのプロジェクトで成功している例には、日本のアニメやゲーム関連の海外向けECサイトを運営する「Tokyo Otaku Mode Inc.」や、日本食の魅力を世界に広めるべくチャイナタウンならぬジャパン・フード・タウンをシンガポールに立ち上げた「日本外食ベンチャー海外展開推進協会」などがある。
今回、『COOL JAPAN PARK OSAKA』を通じて、日本が発信するエンターテインメントが訪日外国人に受け入れられれば、前例のない快挙となりそうだ。政府によるクールジャパン戦略については疑問の声もある。今回のプロジェクトは起爆剤となるだろうか。同施設のオープニング公演では、『明石家さんま・岡村隆史 花の駐在さん』が1日限定で上演される。来年2月のオープンを楽しみに待ちたい。