1992年にストーンズを脱退して、その後結成した自身のバンド「リズム・キングス」としてツアー中のビルは、「ローリング・ストーンズ」が1972年にこのアルバムのオリジナル版を発表した当時は“奇想天外”なことが起こった時期だったと語った。
ビルはBANGショービズの取材に対し、「このアルバムの再リリースは最悪な記憶を思い出させるよ。当時は本当に風変わりなことをしていた時期で、レコードの作り方だって無茶苦茶だった」「あのアルバムは素晴らしいものだったから、その当時を知らない今の人たちにとって再販はいいことだな」
全29曲収録のこのアルバムは、先月にユニバーサル・レコードから再リリースされた際に、全英アルバムチャート1位、全米ではビルボードチャート200で2位を獲得した。
一方で、巷では「ローリング・ストーンズ」が来年ツアーを行うという噂が広まっている中、ただビルはまったく気にしないそうだ。ロンドンのアルチチュード・バーで行われたサムスン社のギャラクシーS発売イベントに出席したビルは「気にしないよ! 向こうはやるかもしれないし、やらないかもしれない。自分には関係ないね」「俺は(ドラムの)チャーリーとは仲がいいんだけど、とりあえず、あいつはツアーに行きたいと思ったことは一度もないんだぜ! あいつは1965年から行きたくないのに、まだ続けているんだよ!」