先週も触れましたが、私には「青い部屋」に毎日まるで自分の家みたいに入り浸っていた時期があり、久々に“我が家”へ里帰りした気分でステージを楽しめました。そんな私にとって“お母さん”的存在の「青い部屋」オーナー、戸川昌子ママにも3曲ほど歌っていただきました。ママの歌を久々に聞いたのですが、真に迫っていてなかなかシビレました。
「シャンソンなんて所詮(しょせん)はフランスの歌謡曲。お上品に“おシャンソンは…”なんて気取って歌ってるヤツはブン殴ってやるっ!」って、相変わらず血気盛ん。御年76歳ですが、まだまだ敵(かな)いません。戸川ママは毎週月曜日に「青い部屋」でシャンソンコンサートを開催しています。ぜひ一度その歌声にシビレてみてはいかがでしょう。
ところで、女性自身ウェブで連載中のブログ「魅惑の昭和“スター”エレガンス!」が、ついに最終回となってしまいました。掉尾(とうび)を飾ったのは、まさに戸川ママ。近々また装いを新たにスタートさせるので、少々お待ちを。
最後に、青山ブックセンターHMV渋谷店が開催しているマンスリー音楽講座「本屋の教室 音楽の時間」第2回に講師として出演します。題して「渚ようこ&高橋ピエール 歌謡曲についてのお話、ライブ付き!」。5月31日(木)19時から。定員40人で要予約。受講料1500円=税込み。同時に私と高橋さんがセレクトしたブックフェアも開催します。
ちなみに第1回は小沼純一先生の「グレン・グールドはなにがすごいのでしょうか?」。第3回はピーター・バラカンさんが6月7日に「JBのルーツ、JBが遺したもの〜ジェイムズ・ブラウン追悼〜」を行う予定。天才ピアニストとファンクの帝王の狭間(はざま)に咲く歌謡曲の花を愛(め)でに、ぜひ起こし下さい。