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JTB社員が高校の遠足バスの手配忘れ、ミス発覚防ごうと生徒名の自殺予告自演

 大手旅行会社JTB中部(愛知県名古屋市)多治見支店の男性社員(30)が、岐阜県立東濃高校(同県御嵩町)の遠足バスの手配漏れを隠すため、生徒を装って自殺をほのめかす手紙を同校に届けるという前代未聞のトラブルが発生した。

 遠足は25日に予定されていたが、24日に手配漏れに気付いた社員が、自身のミス発覚を防ぐため、生徒の自殺騒動で遠足を中止させることを画策した。

 同日午後4時頃、社員は学校を訪れ、「学校の玄関のポストのそばに落ちていました」と、職員室に自身で作った手紙を届けた。その手紙には、「遠足に行きたくない。遠足に行くのは、死ぬよりしんどい。明日、遠足するなら私は消えます。先輩の遠足も後輩の遠足も中止してほしい」と書かれていた。

 慌てた学校側は、全校生徒317人の安否確認を実施。県警可児署にも相談した。しかし、様子がおかしい生徒は見当たらなかったため、学校は予定通り遠足を実施することを決めた。

 遠足当日の25日午前8時。当然のことながら、来るはずの11台のバスは来ず、遠足に向かうことはできなかった。

 同社で調査したところ、社員の手配漏れが発覚し、「ばれないように遠足を中止させようと考え、生徒を装って手紙を書いて届けた」と話し、泣きながら謝罪したという。

 学校側は来週にも、旅行会社を変えて、改めて遠足を行う意向で、来年の遠足については、「JTBには任せられない」としている。同署では、偽計業務妨害にあたる可能性もあるとみて、調べている。

 社員は08年に入社し、静岡支店を経て、11年に多治見支店に配属。約3年間、同校を担当していた。

 同社・松本博社長は「2度とこのような事態が起きないよう、業務管理と社員教育に努める」と陳謝。社員の処分を検討している。
(蔵元英二)

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