16年7月期に放送されたドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)の続編にあたる本作。北川景子演じる天才不動産屋があらゆる手法で客に最適な家を売る姿が描かれており、第4話では初老の夫婦から娘夫婦への家購入の資金援助を相談された万智(北川景子)が最適な物件を紹介するも、娘夫婦は気に入らず。そんな中、新人営業マンの鍵村(草川拓弥)がそれを横取りし、娘夫婦に売りつけるも、娘夫婦の父親は激怒して援助はしないと宣言する――というストーリーになっていた。
「社会問題を積極的に取り入れることで話題になった本作ですが、ここにきて『前のほうが面白かった』『前作は面白くて大好きだったけど、面白さが半減』といった、前作と比較する声が多々聞かれています。前作との違いは何点かありますが、視聴者が特に違和感を覚えているのはふたりの新人の存在。典型的なゆとり・さとり社員でやる気もない上、敬語も使えない非常識さが目立ち、『見てるといらいらする』『新人本当にいらない』という声も上がっています」(ドラマライター)
また、第4話ではラストで万智が正体不明のフリーの不動産屋・留守堂(松田翔太)に敗北を期してしまうという展開もあったが、その点に関しても不満の声が集まっているという。
「これまでは負けたと見せかけ、実際には奥の手を用意しておいて勝利するという、『水戸黄門』(TBS系)などによく見られる予定調和、“お約束”のパターンが視聴者の間で人気を博していましたが、まだ第4話にも関わらず、あっさりと敗北してしまった万智に対し、『6話とか8話で負けるなら分かるけど、4話は早すぎる』『負けるサンチー見てたって面白くない。ずっと勝っててほしかった』という声が寄せられました。主人公の挫折はドラマに必要な要素ではありますが、天才不動産屋が描かれているということもあり、違和感を覚えた視聴者も少なくなかったようです」(同)
当初は高評価を得ていたものの、次第に暗雲立ち込めてきた『家売るオンナの逆襲』。果たして今後も2ケタ視聴率をキープすることはできるのだろうか――。