声帯からガン摘出手術を先日受けたロジャー、ツアー中にも健康状態に問題が起こり、入院しかけたこともあったという。
「歌っている途中に聴覚に異常が起きてね、あれにはやられた」「実は過去のツアーでも何回かこういった症状があったんだ。毎晩いつも同じように汗をかき、体内の塩分をこんなにも排出していたのか、ってことを思い知らされたことは今まで一度もなかったよ」「かなりヒドイ病気に悩まされた。この深刻な症状のせいで、あやうく病院送りにされるところだったこともあった」と語っている。
同じくメンバーのピート・タウンゼントは耳鳴りに悩まされ、ロジャーはピートの聴覚を完全に「破壊」したくないことから彼抜きでパフォーマンスすることを決めた、とローリング・ストーン誌で明かしている。
「ピートは今ひどく聴覚に問題を抱えている。ピート以外の人間とはステージに立ちたくない。だけど同時に一緒にステージに立つことで、これ以上悪化させるわけにはいかない。完全にダメになるよ。それにあいつは作曲家なんだし」
ところが、そのような健康状態であっても、ロジャーとピートが共に引退するつもりはないことを表明している。
「俺達のキャリアはあと少しだけだ。俺達と一緒に成長し、長年支えてくれた人達にまだ借りがあるんだよ」