益子は親子連れ客で賑わう六本木ヒルズアリーナに設置された牧場内のステージに立ち、「ケーシー高峰師匠からの唯一のまじめな教えが、『ヨーグルト食え』でした。だから、毎日蜂蜜を入れてヨーグルトを食べています」と自身と乳製品の関わりを紹介。福田も「僕らは栃木の北部出身。牧場はたくさんありましたよ。子供のころから行っていました。行って、牛の目くそを取ってあげていたら、牛が嬉しくて嬉ションしたこともあります」と幼少期の牧場体験を回顧。
益子は「うちのまわりも牛が多かったし、牧場が多かった。レモン牛乳が有名なんですが、(自分たちがネタにしたりしていたら)昔は宇都宮にしかなかったのが、今は栃木全域で売られるようになって……。本当に嬉しい」としみじみとコメント。大好きな野球と牛乳を絡め、「ヤクルトファンなんですけど、連敗したり元気ないんですよ。牛乳飲めばいいんですよ」とヤクルトにゲキを飛ばす一幕も。
コンビの話題になると、「漫才中は顔見たらわかるんですけど、30分時間がある時は福田が飽きていたりするのがわかるんです。それを目で合図したりする時にコンビ愛を感じます」と益子。福田も「朝メールのやり取りをするんです。今日スーツの色何色にするとか。寝坊の確認も兼ねて」と益子との仲良しエピソードを披露。
益子は「最近は競輪場の仕事が多いんですけど、競輪場は独特のお客さんが多くて、ネタ中にサインくれよって言われたりします。面白いおじさんが多くて勉強になります」と競輪場での営業時の様子なども紹介。これに福田も「競輪場では(競輪場の客と)3人で漫才やっているような感じになります」と笑顔で応じていた。
(取材・文:名鹿祥史)