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埼玉県職員が酔って10代少女を強姦未遂

 警視庁赤羽署は1月7日までに、都内の駐車場で、10代の少女に乱暴しようとしたとして、強姦(ごうかん)未遂の疑いで、埼玉県企業局吉見浄水場技師の男(27=東京都北区西が丘)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年8月13日午前1時頃、同区赤羽西の駐車場で、都内に住む10代少女に後ろから抱きついて引き倒し、口をふさいで暴行しようとしたとしている。

 同署によると、男は現場近くの路上で、少女に「10代なの? 1人で帰るの?」などと声をかけたが、無視されたため、駐車場に連れ込んだという。

 少女が抵抗し大声を出されたため、男はそのまま逃走。少女にケガはなかった。事件当時、男は泥酔状態だった。

 事件から約5カ月も経っているが、防犯カメラの画像などから、この男の関与が浮上し逮捕につながった。

 男は企業局に県職員として勤務する一方で、大学院に在籍しており、「大学院の卒論と仕事がうまくいかず、現実逃避をするために酒を飲んで、やってしまった」などと供述しており、容疑を認めている。

 昨年4月に、同県に技術職員として採用された男は、同県吉見町にある吉見浄水場で、技師として勤務していた。

 前代未聞の県職員の不祥事に、埼玉県は「事実関係を確認した上で、厳正に対処したい」としている。
(蔵元英二)

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