「ネット上などでは、ファンからの同情の声が多い。通常、なかなか逮捕されることのないケースだが、草なぎがあまりにも有名人だったのがアダとなった」(全国紙社会部記者)
ジャニーズは事件を受け、顧問弁護士が草なぎに面会後、コメントを発表。弁護士によれば、「本人も、ファンの皆様をはじめ、CM関係者やテレビ局関係者など多くの皆様に大変なご迷惑をかけ申し訳ないと述べ、深く反省している」と猛省していることをうかがわせた。
「CMは続々と打ち切りが決まり、主演映画の公開も微妙。フジテレビの『SMAP×SMAP』はほかのメンバー4人でなんとか続けることができますが、損害賠償額は50億円とも言われている」(芸能ライター)
とはいえ、草なぎがキャンペーンのメーンキャラクターを務めていた地上波デジタル放送を推進する総務省の鳩山邦夫大臣(60)が「最低の人間だ。絶対許さない」と会見で言い放ったところ、「大臣は言い過ぎ」という草なぎに同情する書き込みがネット上に殺到。その影響もあってか、鳩山大臣は24日、「人間は人間を評価できない。私も反省して『最低最悪の行為』と言い換えさせて頂きたい」と発言を撤回した。
「2001年8月、SMAPのメンバー稲垣吾郎は公務執行妨害で逮捕されたが起訴猶予となり、約5カ月で復帰した。ただ、その影響でSMAPは同年の紅白出場を辞退。草なぎが年内に復帰しなければ、また紅白を辞退せざるを得ないが、さすがに、そこまで復帰しないということはないだろう」(芸能プロ幹部)
ちなみに、過去に草なぎと同じ公然わいせつで問題を起こした芸能人はどうなったのだろうか?
「タレントの江頭2:50は97年、テレビ東京の番組の企画でトルコに行った際、全裸パフォーマンスをしてわいせつ物陳列罪で逮捕され罰金75円を支払った。しばらくテレ東を出禁になった以外はおとがめがなかった。お笑いコンビの極楽とんぼは02年11月に出演した大学の学園祭ライブで下半身を露出したが、不起訴になって仕事に全く影響はなかった。ただ、不況でスポンサーが広告費を出し渋っているご時世だけに、不祥事に関しては寛容ではない」(同)
紅白の時期や、公然わいせつに対しての芸能界の“判例”に照らし合わせると、草なぎは今秋にも復帰できそうだが…。
「謹慎中は、マスコミに追っかけ回される。それでストレスがたまってまた酒で問題を起こさないかが心配」(同)
復帰までつらい日々が続きそうだ。