エンタの神様の“ネタ”は芸人でなく、番組サイドが考えているのは周知の事実だ。「番組製作会社のスタッフが首都圏のライブ会場に足を運び芸人を見つけてきます。ただ番組からの要請は“おもしろい芸人”を見つけてくるのではなく、“いじりやすい芸人”を見つけてくることでした」(制作会社関係者)。番組でその芸人に合う“ネタ”を番組側がつくり出演させる。芸人は完全なロボットとなった。「いいか悪かは別にして、これで視聴率が一時期はとれていたのも事実です。しかし、視聴率が低迷している今、このやり方に関係者の間からも批判が出ていました」(制作会社関係者)。さらに気になる情報もある。「局内の政治的な思惑もあるようですね。エンタの神様に絡んだスタッフは、番組終了後に制作の現場から外されるなんてウワサもあります」(制作会社関係者)。
エンタの神様は多くの芸人を世に出したのは事実。しかし、継続的な人気を得ている芸人はほとんどいない。多くの一発屋は出したが、人気芸人を作ることはできなかった。使い捨てられた芸人たちは番組終了に何を思うのだろうか。