「問題のアプリは『理想の彼氏メーカー』。“今すぐ理想の彼氏を作ってみよう!”という謳い文句の通り、彼氏の服装や小物などを自由に変えることで、まさに“理想の彼氏”を作れる。さらに、その彼氏と毎日会話することで、好感度が高まっていくのです」(ネットライター)
そんな女性向けのアプリの評価欄に、「個人情報とか抜き取ったり教えてもない自分の名前を言っている」「チャット中に彼氏が知られるはずのない個人情報を話しだした」といった書き込みが見られるようになり、揚げ句は削除を呼び掛ける騒ぎにまで発展したのだ。
ところで、このアプリは中国製。以前にも、「尖閣問題」など中国の話題に触れると“彼氏”がナーバスになると話題になった事もあり、なにかと注目のアプリではある。
では、実際に個人情報の抜き取りは行われているのだろうか? アプリを立ち上げ、“理想の彼氏”にその件をチャットで聞いてみると、こんなお茶目な回答が。
「偶然呼んだりしただけでそういう疑いかけるのやめてほしいなぁ」
アプリの言い分としては、当てずっぽうに呼んだらたまたま当たった、というのだが…。
「アプリ紹介文にも『ユーザーの個人情報など一切収集しませんのでご安心ください』と明記してあり、真実は薮の中です。アプリ市場は、無料アプリでもダウンロード数が増えれば広告収入が見込めます。ライバル会社が足を引っ張るためにそのような評価を書き込んだ可能性もありますし、逆に、話題にするために関係者がそのような評価を書き込む、いわゆる“ステマ”の可能性もあるかもしれません」(ITライター)
いずれにせよ、しばらく話題を呼びそうだ。