昨年、インターネット投票のファイナル・ボート(34番目の男)で選ばれたダルビッシュは2年連続2度目、岩隈は初選出となった。
日本人の先発投手として選ばれたのは、95年の野茂英雄(当時ドジャース=引退)、ダルビッシュに続き、岩隈が3人目。
米球宴に日本人選手が複数選ばれたのは、08年のマリナーズ・イチロー外野手(現ヤンキース)、カブス・福留孝介外野手(現阪神)が選出されて以来、5年ぶりのこととなった。
また、レッドソックス・上原浩治投手(38)は、各リーグ最後の1枠を決めるインターネット投票でアの候補5人の中に入った。投票結果は11日(同12日)に発表される。上原が選ばれれば、3人の日本人投手が球宴で競演することになる。
ファン投票用紙に名前が入っていたヤンキース・イチロー外野手(39)と、ブルワーズ・青木宣親外野手(31)は落選した。
ダルビッシュは「日本の時もそうだけど、選手が見て、対戦して、感じて投票してくれているということなので凄くうれしい」、岩隈は「本当に光栄に思う。防御率や走者を出さないところが評価されたと思う」とコメントした。
選ばれた2人の成績(7日=同8日現在)は、ダルビッシュが18試合、119回1/3を投げ、8勝4敗、奪三振157(リーグトップ)、防御率3.02。岩隈が18試合、121回1/3を投げ、7勝4敗、奪三振103、防御率は2.60でリーグトップで、ともに文句なしの選出だ。
(落合一郎)