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過激すぎるR18トーク『水道橋博士のムラっとびんびんテレビ』 元カノの実名までポロリ!

 地上波ではなく、衛星放送でもない。視聴環境が幅広いJ:COMオンデマンドで配信・放映されているのが、『水道橋博士のムラっとびんびんテレビ』である。

 浅草キッド・水道橋博士にとって、唯一の冠番組。博士がカリスマAV男優・しみけんとタッグを組み、旬のセクシー女優をゲストに招いて繰り広げる、オトナの知的エロトーク番組。あまたのアダルト系番組と一線を画しているのは、MCの片方(しみけん)が、ゲストと100%の確率で肉体関係にある(あった)ところだ。“一線を超えた”男女がそろうたびに、もう片方のMC(博士)と男性スタッフが微妙な疎外感にさいなまされ、嫉妬心を抱くというのが、お決まりのオープニングだ。

 略称・ムラびんは今年5月、書籍となって刊行されている。版元は、まさかの文藝春秋。“文春砲”を砲弾しまくっていることでおなじみの、あの超大手出版社だ。出版イベントまで開催しており、コアなファンによって大盛況のうちに幕を閉じている。

 2人が面前で話すのは珍しいことではなく、16年7月には初のイベント「夏期(カキ)講習会」を実施。ゲストに、『劇場版テレクラキャノンボール2013』などでアダルト界に革命を起こした、“ハメ撮りの第一人者”カンパニー松尾監督や人気セクシー女優を招いている。

 驚くのは、同イベントで見せた博士のポロリだ。カンパニー監督の作品を支持する芸能人は多いが、博士もその1人。だが、さほど距離を詰めた付き合い方ができなかったのは、監督が逝去した元セクシー女優・林由美香さんに片思いをしていたからだ。そしてその林さんと、「一時期、僕、付きあってたんです」と博士がまさかのカミングアウト。しみけん、観客、ゲストはそろって呆気にとられた。有名人同士の交際発覚。これこそまさに、びんびんする瞬間だった。

 番組は15年12月に、ひっそりとスタート。現在は、第3シーズン目に突入しており、収録場所は数々の水中ファ○クが撮られてきた“いわく付きのプール”に移された。3児のパパである博士にとっては、「ママ友にバレるのが怖い」番組であり、「闇に葬りたかった」番組でもある。だが、しみけんもゲストもアダルト界の超一流。エロ加減を緩和させる気なんて、さらさらない。

 ゲストが手書きする“ムラびん人生グラフ”では、セクシー女優がリアルな人生ヒストリーをさらけ出す。“女優だけのパジャマトーク”では、私生活まで丸裸。元SKE(鬼頭桃菜)の三上悠亜、元グラビアタレント(高崎聖子)の高橋しょう子、恵比寿☆マスカッツの小島みなみといったトップ女優が、自慰行為やひとりエッチのおかず、プライベートでの夜の営みや同性愛などを、包み隠さず話す。

 「“ムラびん”を観ている」とは正直、声高には人に言いにくい。だが、年間500本の作品に出演し、経験人数9,000人のしみけんが教えてくれる“お役勃ち”情報は、実は奥深い。トーク中に突如として放り込まれる“シミペディア”も、知って損はないマメ知識が豊富だ。

 モザイクの向こう側は、底が丸見えの底なし沼…だったりして。

(伊藤雅奈子)

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