かなりブレてしまったいわゆる失敗写真の一枚であるが、この写真には一点不可解な点がある。
写真右側の赤枠で囲った部分にご注目いただきたい。ニョニョロとした棒状の発光物体が浮遊しているのがおかわかりいただけるだろうか。
一見、ただの光が映り込み、シャッタースピードの設定ミスでこのように見えているだけにも思えるが、撮影場所は天井のライト以外に光源はなく、このように一線の光が映り込むような光はなかったとのことである。
それではこの光はいったいなんなのだろうか…。
この写真が撮影された経緯をご説明しよう。これは2013年夏に岐阜県で開催された山口敏太郎プロデュースのお化け屋敷「恐怖の細道」の第2シーズンのポスター用写真のために撮影された一枚である。
中央に写っているのはイメージキャラクターの口裂け女に扮する牛抱せん夏、左側は事務所スタッフである。
場所は山口敏太郎事務所の台所で、口裂け女が包丁を持って人を襲うシーンを撮影していたとのことである。
形状としては本ミステリー記事でもたびたび紹介している飛行生物「スカイフィッシュ」とよく似ている。しかし、多くのスカイフィッシュはまばゆい光を放っていたり、ヒレのようなものが付いているタイプがほとんどで、今回の写真のように糸ミミズのようなニョニョロタイプはスカイフィッシュは全く違う生物ではないかとする説もある。
事務所の代表でオカルト研究家の山口敏太郎氏は以下のように解説した。
「『うる星やつら』のアニメ オリジナルのエピソードには『うどんが人を襲う』という不条理なシーンが出てくる。実はこれと似たような話が江戸時代にもある。とある侍が川原を歩いていると後ろから白いヘビみたいなものが着いてくる。気持ち悪いと思い近くのお茶屋に入るとそのヘビのようなニョロニョロはまっすぐ山の方へ飛んでいった。しばらくするとニョロニョロの入り込んだ山で首吊り死体が発見される。もしかすると、あのニョニョロは人に首を吊らせるように誘導する化物だったのでは、という話がある。自我をもったヒモ状の生物は日本に存在している可能性はある」
写真に写っている牛抱せん夏、事務所スタッフは非常に霊感が強く数々の心霊現象を体験している。幸いにも2人とも健在であるが、霊感の強い2人が揃ったがためにこの謎の生物を呼び出してしまった可能性は考えられる。
白いニョロニョロ物体には要注意である。
(山口敏太郎事務所)