各紙によると、ASKA被告は黒いスーツにネクタイ、めがね姿で入廷。妻で元女子アナの洋子さんは体調不良のため出廷せず、弁護人が洋子さんの供述書を読み上げた。洋子さんは「寄り添って夫を支えていく」とASKA被告の更正を支援することを誓ったが、そんな妻の思いを見事に踏みにじったのがASKA被告。一緒に同罪で逮捕・起訴された愛人の栩内(とちない)香澄美被告について検察側から聞かれると、「大事な存在」と言い切り、さらに「好きな人か?」と聞かれると「はい」と言い切ったという。
「ASKA被告の常習性は高く、昨年春、暴力団関係者がASKA被告が覚せい剤を吸引する映像のCD-ROMを自宅に送りつけ脅してから、妻が立ち合い尿検査を実施。ところが、それをうまくかいくぐって覚せい剤およびMDMAを使っていたというから薬物との関係を断ち切るのは難しいだろう。検察側は『再犯の可能性が高い』として懲役3年を求刑。それからすると、9月12日に言い渡される判決では、懲役3年で執行猶予5年になりそうだが、執行猶予期間は音楽活動の再開は難しく、すっかり世間では忘れ去られてしまうだろう」(全国紙社会部記者)
ASKA被告によると、最初にMDMAを使用したのは20数年前に英・ロンドンにいた時で、その後、「SAY YES」、「YAH YAH YAH」などのヒット曲を世に送り出した。
そんなASKA被告だが、薬物にハマって音楽家として全てを失ったうえ、法廷では妻よりも愛人を選ぶ醜態をさらしただけに、もはや救いようがなさそうだ。