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「超能力」誰にでもある潜在能力!?奇跡を見たものは誰もが信じた

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提供:週刊実話

 超能力と呼ばれる力には、「透視・遠感知現象」「読心力」「予知・予言」「念力」「精神感応移動」などが代表的な例として挙げられる。現実世界において、常識では考えられないような現象を起こす人や、通常では思いもよらない能力を発揮する人は確実に存在する─昭和の時代、そんな超能力者が世界に存在することが紹介され、メディアで視聴者はその奇跡を目の当たりにした。

 そしてまた、その奇跡は「誰にでもある潜在能力」と教えられ、超能力を鍛える自己セミナーも大流行。「少しの訓練によって誰もがその能力を引き出すことができるのだ」とテレビや雑誌は教え、全国の子供たちは誰もが等しく机の上の消しゴムに念を込めた。

 平成から令和の時代となり、世界にいたはずの超能力者たちをすっかり見かけなくなってしまったが、あの超能力ブームが、もう一度来てほしいものだ。時代は今再び超能力者を必要としている…。

テレビのスターになった超能力者たち

◉ジェラルド・クロワゼット
透視能力など複数の力を持つ超能力者。1976年に中岡俊哉の招聘によってオランダから来日し、当時千葉県で行方不明になっていた7歳の少女の行方を透視能力で捜し、見事に的中させた。その模様は『水曜スペシャル』で放送されてお茶の間はテレビに釘付けとなり、その奇跡を見た者は一様に驚嘆した。最高視聴率は当時のNET(現テレビ朝日)の新記録となる30・5%を記録。

◉関口淳
超能力ブームのまっただ中で、ワイドショーが発掘した少年。当時11歳だった関口少年はスターとなり『仮面ライダーX』にもゲスト出演した。だが、その後スプーン曲げのトリックを週刊誌に暴かれてしまう。成人してからは大麻取締法違反と無免許運転で逮捕された。

◉秋山眞人
少年時代にユリ・ゲラーに触発された超能力者で、超能力研究も行う。テレビ番組にも多数出演し、『笑っていいとも!』のレギュラーだったことも。生前の本田宗一郎から「ウチの技術者から超能力の可能性があるやつを選んでくれ」と頼まれたこともあるという。

◉サティヤ・サイババ
926年に南インドに生まれる。14歳のときに自分は聖人“サイババ”の生まれ変わりだと宣言。何もない空間からヴィブーティーという聖灰を出すことで、日本でも話題になりテレビでもたびたび取り上げられた。サイババの奇跡は手品だったという説もあるが定かではない。

◉清田益章
関口少年に続く超能力スターだが、関口と同様1984年にフジテレビ『金曜ファミリーワイド』の中で、トリックを暴かれる(清田は数回だけトリックを使ったと弁明)。その後は歌手デビューやゲームの監修などを行う。06年には大麻取締法違反で逮捕され、久しぶりに世間を騒がせた。

◉高塚光
広告代理店に勤務していたが、38歳のときにヒーリング能力に目覚めた。超能力サラリーマンとして一世を風靡し、1994年には高塚の半生を描いた映画も公開された。高塚を演じたのは三浦友和、監督は後に『男たちの大和』を撮る佐藤純彌と、豪華なキャストが集結した。

◉宜保愛子
霊視能力者として、テレビ番組中で数多くのタレントをカウンセリングした。相手の過去を読み、守護霊を見て相談者を泣かせ、それを見た視聴者がまた涙するという構図で人気を博した。とんねるずの石橋貴明が「宜保タカ子」なるパロディキャラに扮したことで、さらに知名度がアップ。

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