小向といえば、アリスJAPANと専属契約を結び、昨年10月に「AV女優」でAVデビュー。この作品は20万枚を超える爆発的なセールスを記録した。
その後、昨年12月発売の第2弾「挑発」ではSMプレイ、今年2月発売の第3弾「∞」では超ハードなプレイを披露し、いずれも好調な売り上げを示している。
第3弾リリースの際には、「3作で終わりだから、できるすべてを出しました」とAV引退も示唆した小向。2月1〜10日の大阪東洋ショーでの舞台以降はストリップの出演もなく、アリスJAPANの販促イベントに出る程度で、ここ最近はこれといった活動はしていない。AVで稼いだカネで、悠々自適な生活を送っているようだ。
そんな小向が意外な場所に現れた。3月25日、“格闘技の聖地”である東京・後楽園ホールで開催されたOzアカデミー女子プロレスの興行に姿を見せたのだ。
小向は飲食店で知り合って意気投合したという同団体の代表、尾崎魔弓選手(43)の激励のために来場。メーンイベントに出場した尾崎選手に花束を贈呈した。下はショートパンツにロングブーツだったが、上はTシャツ姿で自慢の“谷間”の披露は封印した。
残念ながら、小向はなんのアクションも見せずに静かに観戦。この情報は、事前にマスコミを通じて、ファンにも伝えられていただけに、何かを期待したファンからは落胆の声も聞こえたようだ。
尾崎選手といえば、ヒール(悪役)として活躍するベテランプロレスラー。小向はといえば、覚醒剤取締法違反の罪で裁かれた前歴があり、いわば芸能界ではヒール的存在。ヒールの2人がコンビを組めば、強力なタッグ結成となる。
プロレスライターのA氏は「今のプロレス界は不況で冷え込んでいます。小向さんは尾崎選手のカラーにも合いますね。小向さんは知名度や話題性もありますし、尾崎選手のマネージャーにでもなってくれれば、盛り上がると思います」と期待を膨らませた。
今回は表敬訪問に終わった小向だが、これを契機に女子プロレス界に“参戦”することがあるのか、大いに注目されるところだ。
(坂本太郎)