その後、小向はアリスJAPANと専属契約を結んでAVデビュー。昨年10月14日に発売された第1弾「AV女優」は20万枚を超える爆発的なセールスを記録した。第2弾「挑発」(昨年12月9日発売)ではSMプレイやレズシーンも披露した。
そして、2月10日、3作目となる「∞」がリリースされた。サブタイトルは「小向美奈子×ナ●姦×ザー●ン20発!」(笑)。内容はというと、ベテランAV嬢も顔負けといった超ハードなもので、とても元アイドルの仕業とは思えない驚がくな作品となっている。
その小向は「3作で終わりだから、できるすべてを出しました」と語り、AV引退もほのめかしている。事実、小向は昨年12月にはストリップに復帰。2月1日〜10日には大阪東洋ショーの舞台に上がり、AV引退後の土台つくりも図っている。
AVといえば、出演作品を重ねるごとに内容がどんどんハードになっていき、最後には商品価値がなくなっていくのが業界の定説。その辺は小向も承知しているだろう。「最後」といっておけば、その分セールスも伸びるだろう。しかし、AV出演で多額のギャラを手にし、味わったおいしい蜜の味は忘れられないはずだ。アリスJAPANとの契約が満了し、AVはひとまず休養。ストリップで生計を立てながら、間隔をおいて、AVメーカーからより条件のいいオファーがあれば復活もあるのではなかろうか。“AV引退”はないと思うのだが…。
(坂本太郎)