男子フィギュアを放送したのフジテレビ。平均視聴率も16.6%と高視聴率をマークした。ソチでも、男子フィギュア史上でも初の金メダルということで「羽生ブーム」に沸いているが、この歓喜の声はTBS上層部からも聞かれると言う。「羽生くんのメダルもそうですが、国分太一ですよ。彼が『持っている男』であれば、新番組も安泰だろうということですよ」とある制作会社関係者。
フジテレビのソチ五輪中継現地キャスターとして、フィギュアスケート男子の羽生の金メダル獲得の瞬間に立ち会った。日本勢の冬季五輪の金メダルは、トリノ五輪の荒川静香以来8年ぶりで、このときも国分は荒川の金メダル獲得の瞬間を現地で取材している。2度も歴史的瞬間を目撃した強運を持つ自分を『持ってる男』と表現していたのだ。
この『持っている男』国分が、3月末からスタートさせる新番組がTBSの『いっぷく!』。17年間朝の顔として続いた『はなまるマーケット』の後釜としてメイン司会を務めることになっている。長寿番組を切って、新番組を作るのはかなり勇気のいる決断だ。「国分で主婦は見てくれるのか? 大丈夫か? と心配する声はまだ残っています。でも、この国分の『持っている』感はその心配する声を一蹴してしまう雰囲気になってますよ」と同関係者。
ここ数年、苦戦の強いられている時間枠を『持っている男』が担当するのだが、視聴率も持っているか試される。