同コンテストは、15歳から30歳までの新たなスターを目指す美声女を応募対象とし、応募期間は、8月1日から10月21日まで(消印有効)。12名のファイナリストが出場する本選大会は来年1月に開催。グランプリ受賞者は、菊川・剛力が所属する大手芸能事務所「オスカープロモーション」と、野沢・古谷が所属するしにせ声優事務所「青二プロダクション」の全面バックアップのもと、劇場版アニメーションでのスクリーンデビュー、文化放送のラジオ番組へのレギュラー出演、スマートフォンゲーム・Ameba『ガールフレンド(仮)』での声優デビューが約束される。グランプリ受賞者はオスカープロモーション・青二プロダクションの両事務所への同時所属となり、グランプリ賞金は100万円。
会見では、同コンテストの概要が発表され、特別審査員の4人がトークショーを行った。「美声女」を選出するというコンセプト自体がまったく新しい試みとのことで、菊川は、「声優さんのプロダクションと、芸能のプロダクションが初めていっしょにやるプロジェクトだと思います」と期待を膨らませた。声優界の重鎮・野沢も「そうよね」と何度もうなずき、「自分の持っているものを素直に出すのがいいと思います」と応募者にメッセージ。古谷は、「美というものは、決して容姿だけのことではありません。心も、意識も、声も。その声も(声優にとっては)クリアーで透き通った、きれいな声がいいというわけではありません。むしろ、声に個性があったほうがいい」と語り、「決して、(一般にいわれるところのいわゆる)きれいな声、きれいな顔じゃなくても、自分に自信を持って頂き、ありのままの自分をアピールして頂けたら」と、応募を呼びかけた。
また、会見では、野沢と古谷が、ゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎や、機動戦士ガンダムのアムロ・レイの声などを披露する場面もあった。会場中がアニメヒーローたちの声に酔いしれ、勢いのあまり、菊川と剛力へも、アニメヒーローのモノマネがリクエストされた。菊川は、野沢のお手本を参考に、ドラゴン・ボールの孫悟空の声をマネて、「オス、おら、悟空!」とあいさつ。トークの中で美少女戦士セーラームーンの大ファンであることを明かしていた剛力は、「月にかわって、おしおきよ!」の名ぜりふを披露し、“美声女”ぶりで大歓声を浴びた。(竹内みちまろ)