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競輪穴男列伝 3・3開幕日本選手権 即席ラインなら狙いたい西川親幸

 豊橋記念の西川親幸(熊本・57期)の優勝には驚かされた。勘の良いレースをする選手で、顔見せで西川の並びをみていると、西川が付く先行は必ずといっていいほど主導権をとる。
 豊橋GIIIの決勝でも石丸寛之(岡山)が8番手になっても捨てず、2コーナーから11秒5でまくった石丸を直線では1車身もかわしている。超一流のまくりをもつ石丸に離れずピタリと付いていく。とても43歳の追い込み屋とは思えない。「すごい」の一語に尽きる。
 西川といえばマーク屋。2着か3着の狙い目しかないと思われがちだが、昨年は13勝してS級戦でも優勝2回。これまで368勝をあげている。しかもGII、GI戦でのファイトは素晴らしい。時にはそれが裏目に出て落車43回、失格20回の記録もあるが…。

 ラインのない時は配当的に一番魅力がある。主導権を取った先行ラインの3番手あたりには、いつの間にか西川がいる。500や直線の長いところでは、ゴール前でグーンと伸びる。
 九州ラインの組み合わせより、即席ラインの時が狙い目だ。GI戦でも必ず連がらみがある。勝負をゴールまで捨てない闘いぶりで、23年間で7億8千万円を稼いでいる。相手が強いほど燃える西川を岸和田・日本選手権で狙ってみたい。

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