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横並び…問題発言… 地震報道でテレビのモラルが問題に

 東日本大震災が起きてから、連日報道を続けてきたテレビ。しかし、テレビ局のモラルを疑うような出来事も起きている。

 まず12日にフジテレビで菅首相の会見中に流れてしまった記者と思われるものの会話。「ふっざけんなよぉ また原発の話なんだろ どうせ」「あっ、笑えてきた」などの声がしっかり放送に載ってしまった。もちろん、フジで流れたからといってフジテレビの記者と確定されるわけではない。現場にいたメディアの記者の誰かがこのような会話をしていたと思われる。

 ツイッターで被災者と思われる人に問題発言を指摘されたのがテレビ朝日のスタッフ。「こういう絵が迫力がある」などと会話していたという。被災者に聞こえるようなところでの発言としていかがなものなのか。また近くには同局の松尾由美子アナも同席していたことが伺えるコメントも。事実かどうかは確認することができないが、これがネットでニュースとなり、掲示板などでは、そのモラルを疑う声が挙がっている。

 また、各局のニュースの扱い方にはお笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきおが厳しい見方を示している。自身も被災し、また故郷である東北地方が大きな被害を受けている伊達だが、「避難している人の顔をね、もっと映してほしいんですよ。ああ元気だったんだとか、わかんないんですよ」とコメント。各局が探し出してきた津波の映像などを流すことについて、「津波の凄い映像とかもういいから! 避難所を映してほしいんです。全局で同じことやってる事態じゃないですよ今」と語った。このコメントについて、芸能ライターは、「テレビタレントが局で一番力を持つ報道局の姿勢を真っ向から批判するのはかなりタブー。非常に勇気のある行動だと思う」話す。

 通常放送に徐々に戻しつつあるテレビ局。「広告費や製作費の勘定からどの局も本音ではさっさと辞めたかったようだ」(週刊誌記者)。このことを夕刊紙には、「チキンレース」と書かれた。免許事業の上にあぐらをかくテレビ局は今回の地震報道でその存在意義が問われることになりそうだ。

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