これに対し、Twitterユーザーからは「飲食店の予約キャンセルを推奨するなんて、許せない」といった怒りの声が殺到。すでに元ツイートは削除されており、ライター自身は謝罪ツイートを行っているが、それに対してもユーザーからは怒りのリプライが大半。元ツイートはスクリーンショットで拡散されている上に、著名人も引用する、テンプレ化されて一般人も内容をもじったツイートをするなど、波紋が広がっている。シャープ株式会社公式アカウントが投稿したネタツイートも人気を呼んだ。
元ツイートの“モテる男”、“スマートな男”という点にスポットを当てたものでは、「そもそも平気でドタキャンをするような男はスマートではないし、モテるわけがない」というごもっともな意見が多数。もっと具体的な指摘だと、「男としては、その三択にイタリアンや、相手の女性によって違うであろう好みが網羅されていない時点でダメな男だと思ってしまう」「私にとってのモテる男は、わざわざいくつも選択肢を用意しなくても、自分の好きな飲食店をチョイスしてくれる人なんだけれど」「同棲中、彼氏が手作りのご飯を毎日のように作ってくれた。今はその人が夫。スマートでしょ?」と、深みのある“モテる男”、“スマートな男”に対して言及する意見が見られる。
また、「こういう男性がモテる男というのはこの人にとっての基準であって、架空のモテる男像を作っているだけ。こんな男性は存在しない」「なんでモテる男やスマートな男=飲食店を選ばないといけない、なの?女が決めたっていいじゃん」「スマートより不器用な男性のほうが好きだっていう私みたいな女もいる」と、そもそも“モテる男”、“スマートな男”という言い方に対しての疑問の声も上がっていた。
今回の場合は、「飲食店のキャンセル」を前提としているかのような書き方にしてしまったことが大問題だったことは間違いない。ただ、“モテる男”、“スマートな男”が「こうである」というのは、今のご時世、一人ひとりの多様性、人それぞれの恋愛スタイルがある以上は、誰かが基準を定めようとする時点で、炎上対象になりかねないことは確かだろう。