昨年、日本人ファイターの主役の座を澤屋敷に奪われ、崖っぷちに立たされている武蔵にとって今回の直接対決は生き残りをかけたサバイバルマッチ。武蔵は「僕もカウンターが得意なんで、どんどん罠をはっていきたい。カウンターにはカウンターで返す」と対抗心を露わにした。
早くも抑え切れない闘志をあふれさせる武蔵は「最初と戦う相手がだいぶ違ったんで」とK-1サイドをけん制し「この試合に勝ったらジャパンGPに出なくていいと思っている」と予選免除の“報酬”を要求した。
しかし、谷川EPは「勝っても負けても、ジャパンGP免除かはわからない。藤本(祐介)選手にもう一回勝たなくちゃいけないですし」と厳しい態度。武蔵とK-1サイドの間に微妙な温度差が生まれつつあるようだ。
大会開幕前に舌戦を展開した武蔵と谷川EP。もはや内部闘争は避けられない状況となってきた。