茨城県警ひたちなか東署は11月17日、自身が勤務する小学校の更衣室で、女子児童の着替える姿を盗撮し、児童ポルノを製造したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、同県ひたちなか市立小学校の男性講師(32=同県日立市大みか町)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、7月下旬と8月上旬にそれぞれ、勤務する小学校の校舎2階にある更衣室兼教材庫の棚に、ペン型ビデオカメラを少なくとも1個設置。女子児童を盗撮し、自宅のパソコンで動画を保存した疑い。
この盗撮事件をめぐっては、10月29日、講師が担任を受け持つ6年生のクラスの女児が、棚にあったカメラに気付いて、職員に相談。校長が同署に通報した。当時、更衣室は水泳授業のため、児童が着替えに使っていた。カメラは6個置かれていた。
これを受けて、同署は更衣室兼教材庫に侵入した建造物侵入容疑で、この講師を11月7日に逮捕した。
その後、警察が押収したビデオカメラなどを分析したところ、盗撮した動画が見つかり、再逮捕に至った。
講師は容疑を認めており、「着替えを盗撮するために侵入した。カメラはインターネットで購入した」などと供述している。
自宅のパソコンからは、盗撮したとみられる他の画像があり、同署では解析を進めた上で、余罪を追及するもよう。
(蔵元英二)