22日、浜崎の公式サイトはチケットについて、「ダイナミックプライシング」を導入することを発表。「ダイナミックプライシング」はAI技術により、チケット購入数や販売時期などを分析し、チケット価格を変えるというもの。チケット転売の予防策としての効果も期待されており、日本人単独アーティスト公演としては史上初の試みになるという。また25日、チケットの「標準価格」も発表されたが、エリアごとに価格が変えられており、ステージからもっとも近いエリアは3万円前後、中間に位置するエリアは2万円前後、もっとも広範囲のエリアは1万1000円前後とされていた。
チケットはファンクラブから先行発売するとのことだが、需要により価格が上下することや、エリアによって値段がまったく違うことから、ファンから「発券のドキドキもないし…お金積まなきゃいい席取れないってなんか悲しい」「ファンに格差つける行為。ひどいよ」「転売防止なら、本人確認を厳しくして抽選式にしたらいいのに」という声が挙がる事態となっている。
「浜崎と言えば、近年は人気が下がり続けているものの、今や根強いファンによって活動できている状態。新規ファンを取り入ることも難しくなっている現状で、昔からの多くのファンも浜崎を支えているという自負を持っていることもあり、今回のチケットの価格差には疑問を抱いたファンが多かったようです。ライブでエリアごとに価格を変えるという手法は、ほかのアーティストにも見られますが、あまりにも露骨なことや、パフォーマンスのクオリティが落ち続けていることがファンからも指摘されているこの状況でのシステム取り入れは、失敗だったと言わざるを得ないでしょう」(芸能ライター)
浜崎と言えば、10日には、20年前にプロモーションで使用されていたテレホンカードをプレゼントする企画を行ったものの、応募受付は公衆電話のみ。ファンクラブ非加入のファンも応募できたため、電話が繋がらなかったファンから「せめてファンクラブ枠作ってほしかった」といった不満が噴出する事態に。こうした不手際も相まって、「迷走しすぎ」「なにがやりたいのか…ついていけなくなった」という困惑の声も聞かれている。
コンサートのチケットの売れ行きが危ういとたびたび噂されている浜崎。果たして、チケット価格はどう変化するのだろうか。注目が集まる。