沢尻というと、2007年9月公開の主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶で「別に」と発言し、メディアや世間から猛バッシングを浴び一時は芸能界から干される状態に追い込まれた。私生活でも、周囲の反対を押し切り09年1月にハイパーメディアクリエイター・高城剛氏との結婚を発表したものの13年12月に離婚が成立。人生の辛酸をなめてきた沢尻はお騒がせ女優のレッテルを貼られた。
沢尻は、2010年4月に自身のブログで高城氏との離婚の意思を表明し、世間を驚かせた。一方的に三下り半を突き付けられた高城氏こそ、無論“寝耳に水”だったという。それから3年8カ月の歳月を要し、調停を経て夫婦は離婚に至っている。
だが、沢尻はこの期間に複数の男性と浮き名を流した。離婚の意思があるとはいえ、当時はまだ“人妻”であった。中でも、エイベックス代表取締役・松浦勝人氏と沢尻は“愛人契約”を結び、芸能界復活への後押しを受けたと報じられている。
松浦氏というと、8月に発売した歌手の浜崎あゆみへの取材を基に描かれた小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)で“禁断の愛”をカミングアウトされ、大きな話題を集めた。来年4月にはテレビ朝日系でドラマ化されることも決定している。
松浦氏との“禁断の愛”を経験した業界人は少なくはないと言われているが、沢尻もそのうちの一人だったとされている。
当時、映画宣伝も放棄してマスコミから雲隠れしていた沢尻に“ドラッグ常用疑惑”を『週刊文春』(文藝春秋)が報じたのだ。後に高城氏は、「沢尻の薬物依存は周知の事実」「大麻だけでなくエクスタシー(MDMA)なども使用していた」とまで証言し、沢尻は窮地に立たされた。沢尻の弱みにつけ込んだ松浦社長が、芸能界復活への切符と引き換えに“愛人”として囲ったとされている。
「沢尻の薬物疑惑は高城氏との結婚前からあったようです。2009年9月に沢尻は事務所から『重大な契約違反』を理由に契約を打ち切られていますが、所属事務所が実施した薬物検査に引っかかり、『大麻をやめる気はない』と発言し、クビにされたそうです。結婚後、沢尻は『高城と離婚すれば、エイベックスの後ろ盾で女優復帰できる』と松浦社長から持ちかけられ事務所を移籍したといいます。さらに、松浦社長から愛人関係を迫られた沢尻は、一度は突っぱねていますが、過去に愛人として囲っていた歌手・鈴木亜美の復活劇を引き合いに出され、沢尻はしぶしぶ松浦社長の“めかけ”になったといいます」(芸能ライター)
沢尻のお騒がせはこれだけにとどまらなかった。これまで沢尻の“オトコ遊び”を大目に見てきた高城氏も、2011年2月『週刊ポスト』(小学館)が報じた沢尻とスペイン人大麻インストラクターとの“不倫疑惑”を見て、ついに愛想を尽かしている。
「何不自由ない生活を沢尻に与えていた高城でしたが、沢尻の裏切り行為にようやく見切りをつけたのでしょう。高城氏は、『スペイン人以外にも不倫相手はいる』とまで暴露し、数々の取材に応じては沢尻の新情報を発信し、応戦していました。それにマスコミも踊らされ報道が過熱し、沢尻の芸能界復帰は閉ざされたと誰もが思っていました」(芸能関係者)
だが沢尻は、2012年公開の映画『へルタースケルター』で披露した過激な濡れ場の演技が話題となり、復活するきっかけをつかんだのだ。現在も第一線で活躍する沢尻だが、復活の後押しには高城氏が再三訴えてきた“黒幕”の存在が大きいと言われている。結局、最後まで明かされなかった“黒幕”の正体とは松浦氏なのだろうか。
来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の出演っも決定していた沢尻。各社今後の対応が注目される。