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30代の両親が小中学生の子ども3人に指示して、釣り具を万引きさせる

 なんとも非道な親がいたものである。

 大阪府警吹田署が小中学生の子ども3人に指示し、釣り具セットを万引させたとして、窃盗の疑いで、防水工の父親(36=同府豊中市)と無職の母親(33=同)を、2月3日に逮捕していたことが分かった。

 逮捕容疑は、昨年10月25日午後2時45分頃、吹田市内の釣具店で、計約1万7000円分の釣り具セット3点を、中学生の長男(14)、小学生の次男(12)、長女(9)に1点ずつ渡し、店外に持ち出させて盗んだ疑い。

 当初、両親は「子どもが勝手にやった」と容疑を否認したが、店内の防犯カメラの映像や、親子のメールのやりとりから容疑を裏付けた。

 その後、両親は昨年11月にも、同じ釣具店で釣り用品1点を盗んだとして、窃盗容疑で再逮捕された。

 親子は釣りが趣味で、大阪・北摂地域の釣具店で万引きを繰り返していたとみられる。店側に見つかった際は、親が子どものせいにして謝罪し、警察への通報を免れていたという。自宅には多数の釣り道具を持っていた。

 父親は11月の事件で、母親は子どもに万引きを指示した事件で、それぞれ起訴された。長男は刑事責任が問われる14歳になっているため、窃盗の非行事実で大阪家裁に送致後、少年鑑別所に移送された。14歳未満の次男と長女は保護した上で、府池田子ども家庭センター(児童相談所)に通告した。

 親に命令されれば、この年齢で逆らうことはなかなかできるものではない。とんでもない両親をもった子どもたちが不憫だ。

 また、父親は約5年前から生活保護費を受給しているが、防水工として一定の収入があり、同署では不正受給の疑いもあるとみて調べている。

(蔵元英二)

*写真イメージ

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