原作は、闘病ブログから生まれた「がんフーフー日記」(小学館刊)。作家志望の「ダンナ」が、長年友人だった「ヨメ」と出会って17年目にして結婚、1カ月後に妊娠発覚。その5か月後にはヨメに悪性腫瘍が発覚し、怒涛の育児と闘病生活を送っていく。夫婦が駆け抜けた493日の記録は、闘病ブログとして人気を博し、2011年に書籍化された。映画化にあたっては、<死んだはずのヨメと残されたダンナが、夫婦の軌跡を振り返る>という設定が加えられ、ブログには書かれなかった夫婦の想い、そして家族の愛を浮き立たせ、笑いながら涙が溢れる、かつてないストーリーが誕生した。
主演を務めるのは佐々木蔵之介。ヨメを亡くし、残された赤ん坊を抱えて育児と仕事に奔走する役どころだ。同じく主演を務める永作博美は、亡くなった後も、ダンナの前に幻影として現れるヨメを演じている。夫婦を支える友人・家族役には、杉本哲太、佐藤仁美、高橋周平という演技派俳優陣らが脇を固め、個性あふれるキャラクターを創り上げている。
前田弘二監督は映画祭出品にあたり、以下のコメントを寄せている。
「『夫婦フーフー日記』を沖縄国際映画祭にて上映させていただき大変嬉しいです。ありがとうございます。この映画は、亡くなったヨメがダンナの前に現れて、一緒に自分たちの夫婦生活を振り返っていくというお話になっております。ダンナとヨメの物事を吹き飛ばすようなカラッとした明るさと優しい人柄によって、元気が出る映画になっております。ぜひ、この機会に会場で観ていただきたいです。よろしくお願いいたします」
(C)2015川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会