「グランドフィナーレ」(第10部=31日午後7時〜8時54分)は31.5%と大台を超え、最高視聴率はチャリティーマラソンに挑んだTOKIOの城島茂がゴールした直後(31日午後8時50分)に記録した41.9%だった。
視聴率20%を超えたのは、「グランドフィナーレ」以外では、オープニング(第1部)が20.3%、ドラマスペシャル「はなちゃんのみそ汁」(大倉忠義主演/30日午後9時13分〜11時25分)が22.3%、第9部(31日午後5時23分〜7時)が27.5%。
「24時間テレビ」が高視聴率を挙げ続けるなかで、他局の裏番組は軒並み影響を受けたが、その厳しい状況下で健闘した番組もあった。
それは、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)で、第35話(同31日)は30%を超えた「グランドフィナーレ」とバッティングしたが、視聴率は14.5%とまずまず。
同ドラマは、ここ最近好調で、15%超が続いていたが、前週の第34話(同24日)では13.0%と急落していた。15%は超えられなかったが、「24時間テレビ」の裏で、前週より1.5ポイント引き上げたのは大健闘といえる。
「24時間テレビ」を引き継ぐ形で放送された「行列のできる法律相談所」(日曜日午後9時〜)は24.5%と、これまた高視聴率をマーク。裏の10人の脚本家と10組の名優が贈るオムニバスドラマ「おやじの背中」(TBS/日曜日午後9時〜)第8話(同31日)は7.6%と過去最低。主演は大泉洋で、その息子役は子役の田中奏生だった。
今クールの地上波民放連ドラのなかで、「HERO」以外で唯一、初回から視聴率2ケタ台を続けている「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(上戸彩主演/フジテレビ/木曜日午後10時〜)第7話(同28日)は13.8%まで上がり、過去最高となった。
また、木村拓哉主演「HERO」(フジ/月曜日午後9時〜)第8話(9月1日)は20.5%で、2週ぶりに大台を突破し、依然好調をキープしている。
(坂本太郎)