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松本人志 “ラジオ離れ”を分析「テレビが逆にちょっとラジオ化してる」

 8月31日に放送されたフジテレビ「ワイドナショー」で、ダウンタウンの松本人志がラジオについて独自に分析した。

 同番組では現在、インターネットの普及や娯楽の多様化によって「ラジオ離れ」が加速していると訴えた。民放ラジオ局は広告収入が減少し、ラジオ局は夏フェスなどのイベント事業やネット放送などの事業を拡大し、新しいラジオの形を模索していると伝えた。

 若手時代に関西ローカルのラジオ番組に多数出演していたダウンタウンの松本は、「やっぱりみんな、ラジオから出てたもんね。そこからトーク力をつけていくというかね」と若手芸人にとっては成長する場だと明かした。

 そして、昨今のラジオについて「僕、少し思うのが、テレビが逆にちょっとラジオ化してるところもあって、まぁお金がなくなってきたというのもあるのかもしれないけど、テレビのトークが増えていったというのも一つの要因かなと。テレビがテレビらしくないというか、映像なくてもOKになってしまっているところがあって、ラジオがテレビ化してるというか、テレビがラジオ化してるというか。あんまり、対局になってない感じがするかなって」と分析。

 既にダウンタウンが全国区になった2001〜2009年に松本は、「放送室」というラジオ番組でメインパーソナリティを務め、番組内で刺激的な発言し、リスナーを楽しませていた。「ラジオね、ギャラ安いじゃないですか。ラジオで喋るとクレームがスゴい。もう、割にあわんというところは少し、あるね」と経験談も明かした。

 2月に電通が発表した「2013年 日本の広告費」では、テレビ広告費は前年比0.9%増の1兆7913億円、インターネット広告費は前年比8.1%増の9318億円、新聞広告費は前年比1.2%減の6170億円、雑誌広告は前年比2.0%減の2499億円、ラジオ広告費は前年比0.2%減の1243億円だった。

 ラジオの行く末はどうなってしまうのだろうか?

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